西村　京太郎 作品買取

1930年（昭和5年）9月6日ー2022年（令和4年）3月3日　東京都出身
小説家

有名な観光地を舞台とした「トラベルミステリー」や、時刻表をトリックに用いた「鉄道ミステリー」などで推理小説の新境地を開き、生み出したキャラクターの多くがテレビドラマ化されている人気推理小説家です。

西村京太郎（本名：矢島喜八郎）は、1930年に東京府荏原郡荏原町（現：東京都品川区）に生まれました。
幼少期は体が弱かったことから、近所のガキ大将にいじめられて泣いてばかりいました。

学校では数学が得意だったことから、都立電機工業学校に入学しますが翌年には中退し、エリート軍人の養成機関である陸軍幼年学校に100倍の競争率の中合格し転校しました。
ただ、在学中に第二次世界大戦が終戦を迎えたことから陸軍学校は消滅したため、電機学校に復学し1948年に卒業しました。

卒業後は、新聞の求人広告に載っていた当時発足から間もない臨時人事委員会（現：人事院）に勤務し、国家公務員として11年勤めます。
人事院時代には、職場の同僚と文学サークルを作り、安部公房の独演会を開いたりしており、退職を考え始めたころから作家になる考えを持ち始めました。

1960年に人事院を退職した後は、退職金で生活しながら1年以内に作家デビューを目指しましたがうまくいかず、退職後しばらくは退職を家族に内緒にしていたため、毎朝定時に家を出て図書館で小説書く生活を送りました。

その後は、私立探偵、トラック運転手、保険外交員、競馬場の警備員などの職を転々としながら執筆を続け、1963年に『歪んだ朝』で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビューし、1965年には『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞を受賞しました。

初期は社会派推理小説を書いていましたが、1978年に発表した『寝台特急殺人事件（ブルートレイン殺人事件）』で初の鉄道ミステリーを手掛け、この作品のヒットから全面的にトラベルミステリーに転向しました。

1981年には『終着駅殺人事件（ターミナル殺人事件）』にて日本推理作家協会賞を受賞し、本作はファンから傑作と評され、何度もドラマ化されるなどしました。

年間12冊というハイペースな執筆スピードで、2017年には著作が600冊を突破し、その後も新刊を多く発表し、2022年に91歳で亡くなるまで生前に出版した単行本は647冊とされています。

代表作に『天使の傷痕』『寝台特急殺人事件』『終着駅殺人事件』など

西村京太郎に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご相談下さい。