森　博嗣 作品買取

1957年（昭和32年）12月7日ー　愛知県出身
小説家・随筆家・工学者

工学博士として研究者の一面も持つ異色の作家で1996年に第1回メフィスト賞を受賞しデビューし、理系知識を用いたミステリ作品で「理系ミステリィ」という新しいジャンルで人気を博している日本人作家です。

森博嗣は、1957年に愛知県で生まれました。
実家は、商店などの商業施設の建築設計を請け負う工務店を営んでいました。

高校時代には、同級生らと漫画研究同好会を設立し機関誌も発行するなど積極的に活動し、名古屋大学進学後も漫画研究会を設立し、同人誌即売会の開催にも携わりました。

名古屋大学では工学部建築学科に進学し、大学院修士課程修了後に三重大学工学部に助手として採用されました。
31歳のときに、母校に助教授として採用され、1990年に工学博士の学位を取得しました。

学生時代から多趣味で、特に小学生のころにHOゲージで始めた鉄道模型に関してはかなり熱を入れており、鉄道模型の制作資金の調達のために研究の傍らに夜でも出来るバイトは無いかと考え、小説の執筆を思いつきました。

1995年の夏休みに処女作『冷たい密室と博士たち』を約一週間で書き上げ、原稿応募が始まったメフィストに投稿しました。
その後、デビュー作は派手な方が良いとの編集部の意向により、第4作『すべてがFになる』で1996年4月にデビューし、同作は第1回メフィスト賞を受賞しました。

それ以降は大学に勤務しながらもハイペースで作品を発表し、特に作品の文庫化が始められた3年目以降は年10作以上が刊行され、一躍人気作家となりました。

そんな森ですが、デビュー当初から執筆活動は「対価を得るためのビジネス」というスタンスを取り続けていて、いずれ執筆はやめると宣言していました。
デビューから10年ほど過ぎた頃からは、趣味に使う時間を増やすため刊行ペースを落とし、2008年12月にはブログの更新も終了し、今後一切の取材、講演会などを引き受けることをやめ、表舞台から姿を消し、予定している15作品の出版のみであることを宣言しました。

しかし、5年後の2013年に近況報告が行われ、心境の若干の変化があったとされ、以降は新作小説の執筆、取材、講演会は断っていますが、例外として条件を付けた上でのエッセイの執筆や、親交のある編集者からの依頼で単発作品を発表しています。

近年では、デビュー作『すべてがFになる』が実写ドラマ化（2014）・テレビアニメ化（2015）されるなど、幅広い世代の方から作品は愛され続けています。

代表作に『S＆Mシリーズ』『Vシリーズ』『スカイ・クロラシリーズ』など

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