『サザエさん』をまとめてお譲りして頂きました。

千葉県酒々井町にお住まいのお客様より、書籍をお譲りして頂きました。

今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、数年前に亡くなられたお父様の遺された遺品の書籍をまとめて引き取って欲しいと、当店へお問い合わせくださいました。
読書が趣味だったお父様が遺された書籍は、ジャンルも年代も幅広く、冊数もかなりの数になるとのことでしたので、今回は直接ご自宅へお邪魔して査定作業を行いました

実際にご自宅へお邪魔すると、小説などの文芸作品のほかに、過去に買い集めていたというコミック本もいくつかありました。
中には、発行からの年数がかなり経っていて、現在では絶版になっている希少なコミック本も含まれていました。

かなりの冊数の査定で、運び出しを合わせるとかなりのお時間を頂いてしまいましたが、お客様からは、親が大事にしていた本だったのでしっかりと査定してもらえての買取だったので頼んで良かったと喜んで頂けました

今回の買取でお譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介するお品は『サザエさん コミックセット』です。

こちらの作品は、日曜夜のアニメでおなじみ『サザエさん』の原作漫画の単行本などのセットで、今回は約70冊をまとめてお譲りして頂きました。

『別冊サザエさん』や、NHKの連続テレビ小説「マー姉ちゃん」の原作となったエッセイ漫画『サザエさんうちあけ話』、作者の長谷川町子の旅に関する思い出やエピソードをまとめたエッセイ漫画で遺作となった『サザエさん旅あるき』などもありました。

今回お譲りして頂いたお品は、現在主に流通している朝日新聞出版発行のものではなく、長谷川町子本人が代表を務めた出版社「姉妹社」発行のサザエさん最初の単行本のシリーズのものです。

画像でもわかる通りかなり強めの傷みがありましたが、長谷川町子死去後の姉妹社の廃業に伴い、姉妹社発行の作品は全て絶版となっているため、現在ではかなり貴重なセットということを考慮して今回は買取対応させて頂きました

サザエさんのテレビアニメは1969年の放送開始から50年以上経ち、国民的アニメとして愛されていて、アニメのホームページでは「サザエさんの歴史は、日本の家族の歴史です」と紹介されています。

この漫画原作はアニメと比べると、新聞連載特有の時事的な内容が多く、終戦直後から復興の時代を描いた初期から、高度経済成長の時代を描いた後期と作風の変化に当時の世相がよくわかり、また社会風刺を効かせた少しブラックな作品も含まれていて、今読んでもかなり面白いです

みつばち書店では、昭和に発行されたレトロな作品から最新のコミック本まで幅広く買取対応しております。
古くなり状態が悪い書籍でも、丁寧に査定して買取の可否をご案内いたしますので、お気軽にご相談ください