『赤毛のアン 全11巻』をセットで買取しました。
買取品目 | |
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小説、文庫本、児童文学 | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 茨城県 ひたちなか市 |
最寄り駅 | 勝田 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
茨城県ひたちなか市にお住まいのお客様より、書籍を買取しました。
今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、お子様の成長に伴い読まなくなってしまった書籍を整理したいと、当店へお問い合わせくださいました。
お子様は現在独立されていて、残された絵本や児童書、学習書が大量にあるとのことで、メールで事前に送って頂いた画像から買取対応が可能だと判断させて頂き、今回は宅配便を利用しての買取査定のご案内を致しました。
送って頂きました書籍は、国内外の作家の児童文学作品が中心で、ジャンルも多岐に渡っていて、私自身も小学生のころに読んだことがある有名な作品も含まれていて、懐かしい気持ちになりながら査定させて頂きました
今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介する作品は『赤毛のアン 全11巻セット』です。
こちらの作品は、カナダの作家・モンゴメリの長編小説『赤毛のアン』の日本語翻訳版で、今回は2008年に新潮文庫で発行された全11巻12冊セットをまとめてお譲りして頂きました。
日本でも世界名作劇場でテレビアニメとして放映されていたことから知名度が高い作品ですが、原作は全11巻にもなる長編作品で、アンが学校の先生になり、その後の結婚出産子育てと、75歳になるまで描かれているのはあまり知られていないかもしれませんね
そんな『赤毛のアン』の邦題は、初邦訳を手掛けた村岡花子が付けたものだそうで、その後も多くの出版社から翻訳がされていますが、シリーズの題は基本的にこの村岡花子の訳に準拠していて影響の大きさが伺われます。
ただ、村岡花子訳は英文を正確に訳すことに重きを置いておらず、自分が感じた作品世界を読者にどう伝えるかが目的の翻訳で誤訳や省略箇所も多くあり、原書とは少し違っていることでも有名で、前述のテレビアニメも放映当時もっとも原書に忠実であった神山妙子訳が定本に選ばれています。
しかし、今回お譲りして頂いた新潮文庫版は村岡花子の孫の村岡美枝が改訂・補訳していてこれらの点が解消されていて、旧版に比べて字も大きくなっていてお子様にも読みやすくなっていますね
当店では、すでに読まなくなってしまった児童書や絵本の買取も大歓迎です。
お子様との思い出が詰まった大事な本の次の読者探しのお手伝いに、ぜひみつばち書店をご利用ください!