『山崎俊夫作品集』を買い取りしました。

神奈川県湯河原町にお住まいのお客様からのご依頼で、書籍を買い取りしました。

今回買い取り査定のご依頼をくださったお客様は、ご自宅のお掃除をした際に整理した不要な書籍をまとめて買い取ってもらいたいと、お問い合わせをくださいました。
最初は自宅近くの古書店への持ち込み査定を予定していたそうですが、思っていた以上に冊数が増えてしまって困っていたところ、当店の宅配買取を見つけてご連絡をくださったそうです( ︶ω︶)

メールでのお話では、査定を希望される書籍は国内の作家の文芸作品が中心で、作家によっては作品集や全集などのシリーズものも含まれているとのことでした。
添付されていました画像から、状態や内容を確認して当店で対応が可能だと判断して、今回は宅配便を利用しての査定のご案内をさせて頂きました( ｡•̀_•́｡)

今回送って頂き買取しました書籍の中から、ご紹介する作品は『山崎俊夫作品集』です。

こちらの作品は、1986年に奢霸都館（サバト館）という出版元から発行された、作家の山崎俊夫の作品集で、今回は上中下の3冊をセットでお譲りして頂きました。

全ての巻がしっかりと函入だったため書籍本体の状態が大変綺麗でしたので、今回は高評価で買取させて頂きました(*,,ÒㅅÓ,,)

山崎俊夫は、あまりポピュラーな作家ではないため名前も知らない方も多いかもしれませんが、明治末期から大正初期にかけて、永井荷風が編集する『三田文学』誌を中心に小説作品を発表していたかなり昔の作家で、またその後は役者に転向した特殊な経歴から長い間幻の作家となっていました。

ただ、1986年にフランス文学者・評論家の生田耕作が自らの著作を出版していたプライベートプレス「奢霸都館」から本書が刊行されると一部の文学愛好家から再評価されました。

今から100年以上前の作品ですが、少年愛や美少年どうしの同性愛を描いた耽美で官能的な作品を残していて、どの作品も美しい日本語で綴られていて独特の魅力を放っています๑ŐωŐ๑

みつばち書店では、全集や作品集、著作集などのシリーズものの書籍の買取も大歓迎です。
珍しい作家の希少な作品も丁寧に査定して買取金額をご提示致しますので、処分をご検討中の方はお気軽にお問い合わせ下さい(๑و•̀ω•́)و