『滝平二郎 きりえ画集 全7巻』をお譲りして頂きました。

神奈川県横浜市戸塚区のお客様より、古書をお譲りして頂きました。

今回のお客様は、お子様の成長に伴って読まなくなった絵本の処分に、当店の買取査定をご利用して頂きました。

この記事を読まれている方の中にも、お子様が大きくなられ、過去に買い揃えた絵本が読まなくなって処分を考えている方も多いのではないでしょうか。

絵本は小説などの他の本に比べると、爆発的に売れて大ベストセラーになるなんてことは少ないですが、何年もの長い時間をかけてじわじわと売り上げが伸びるロングセラーになる作品が多く、流行り廃りが少ないのが特徴です。
子どもの頃に読んでもらった絵本が、版を重ねて未だに新刊書店で販売されているのを見つけて懐かしい気持ちになった、なんて方も多いかもしれません。

小さい頃に読んだ絵本を自分の子どもにも読んでもらいたい。
そんな方が古書を求められるため、古いものでも一定の需要があり、当店でも多く取り扱いさせて頂いております。

その分絵本は、買取の際には思い入れの大きいお品をお譲りして頂きますので、丁寧なご査定を心がけております。
絵本の査定は、お客様とお子様との大事な思い出がつまった特別な一冊をお譲りして頂くので、いつも以上に力が入る査定作業となりますね。

今回は、絵本の他にもいくつかの書籍をお譲りして頂きましたが、そんな中からご紹介するのは『滝平二郎きりえ画集 全7巻』です。

本書は、日本を代表する版画家・きりえ作家の滝平二郎の画集です。
お譲りして頂きました書籍には、特別付録の額装用オリジナル色彩きりえも付属していたため、高く評価をさせて頂きました。
切り絵ならではの特徴的な作品は、一度見たら忘れられない不思議な魅力があります。

滝平二郎の作品は、特に斎藤隆介作の「モチモチの木」の挿絵が有名で、小学校教科書にも採用されている名作として、滝平二郎の名前を知らなくても作品は知っている方も多いと思います。
お客様も、斎藤隆介の作品で滝平二郎の挿絵が好きになり、画集も揃えたそうです。
大人になってから改めて見る滝平二郎の絵は、子どものころとはまた違う印象を受けますね。

今年は、滝平二郎の生誕100年、「モチモチの木」の発行から50年ということもあり、記念展覧会が小山市立車屋美術館で開催されるなど、現在でも注目されている高い人気の画家です。

みつばち書店では、絵本の他にも幅広いジャンルの書籍を取り扱っておりますので、お子様の成長に伴った本の処分をお考え中の方は、是非一度当店のご利用のご検討をお願いします！