『ヴァレリー全集 カイエ篇』をお譲りして頂きました。

買取品目
全集
買取方法出張買取
お住まい東京都新宿区

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

東京都の新宿区のお客様のお宅へお伺いして、古書をお譲りして頂きました。

今回お伺いしましたお客様は、長年収集してきた書籍の所蔵場所が足りなくなってしまった為、蔵書整理で書籍の処分のために当店へご相談を頂きました。
処分予定の蔵書は、長い年月を掛けて集めたどれも大事にしてきた書籍ばかりなので、手放すのであれば次も大事にしてくれる人の手に渡って欲しいとのご希望があり、様々な買取り先を検討された中で当店をお選びして頂きました。

事前に、お見せして頂くお品の簡単な内容は聞いておりましたが、実際にお宅へお伺いして拝見させて頂いた蔵書は私たちの予想以上の内容で、貴重な書籍も多くあり、一点ずつ丁寧に拝見させて頂きました。

その中で今回ご紹介しますのは『ヴァレリー全集 カイエ篇』です。
ポール・ヴァレリーは詩や小説などが有名で、日本でもジブリ映画「風立ちぬ」で引用された詩で、「風立ちぬ、いざ生きめやも」の一節は彼の作品を読んだことが無くても知っている方も多いのではないでしょうか。

そんなヴァレリーですが、日課としてほぼ毎朝、自分自身の思索などをノートに書き留めていて、その内容をまとめたものがこの『カイエ』という作品です。
ヴァレリー自身、この時間をとても大事にしていて『カイエ』を書くというのが一番大切な作業でその他の作品はその応用問題と言っているほどだそうです。
電話帳のような本にまとめられ29冊にもなるこの本を、戦時中はリュックサックに入れて疎開させていたというエピソードが残っていることからもこの作品を特別視していたことが伺えます。

ヴァレリーの他の作品が好きな方は、彼の思想や思考を垣間見れるこの作品は一度読んでみてもいいのではないでしょうか。
もともと、公表することを前提として書かれたものでないので多少の読みづらさはありますが一読の価値は十分ある名作です。

他にも貴重な書籍をたくさんお譲りして頂き、ご査定にも満足して頂けました。
古書店として、大事な書籍の次の読者を探すお手伝いをさせて頂けてとても嬉しいです。


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