鳥山　明 作品買取

1955年（昭和30年）4月5日ー2024年（令和6年）3月1日　愛知県出身
漫画家・デザイナー

『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などの大ヒット作品を生み出し、国内外に多くのファンを持ち、日本の漫画が世界に広まるきっかけを作った一人とも評される漫画家です。

鳥山明は、1955年に愛知県西春日井郡清洲町（現：清須市）に生まれました。
幼い頃から絵を描くのが好きで、絵画教室にも通い、学生時代にはコンクールに入賞もしました。

高校を卒業後は、絵を描く仕事に就きたいと思い、広告関係のデザイン会社にデザイナーとして就職しましたが、レタリング作業が中心の仕事に嫌気が差し、2年半ほどで退職します。

退職後は、アルバイトでイラストを手掛けていましたが、お金に困り途方に暮れていたところ、喫茶店で偶然手に取った『週刊少年マガジン』の新人賞の作品募集の記事を見て、23歳の誕生日に初めて漫画を描き始めました。

マガジンの新人賞への締切には間に合わなかったため、『週刊少年ジャンプ』の新人賞である月例ヤングジャンプ賞へ応募作品『アワワワールド』を投稿します。
作品は入賞出来ませんでしたが、投稿作品が『週刊少年ジャンプ』の編集者である鳥嶋和彦の目に止まり、鳥島のもとで修行することとなりました。

1978年に、『週刊少年ジャンプ』にて読み切り作品『ワンダーアイランド』でデビューを果たしますが、作品は読者アンケートで最下位で、その後発表した短編作品の人気も芳しくありませんでした。
しかし、そこからどうすれば面白い漫画が作れるか鳥島と試行錯誤を重ね、『Dr.スランプ』の連載にこぎ着けました。

当初の予定では則巻アラレは脇役でしたが、鳥島の「アラレを主人公にしたほうが良い」という提案でアラレを主人公に連載は開始されると瞬く間に人気作品となり、1981年より『Dr.スランプ アラレちゃん』としてTVアニメも放送され、一大ブームを巻き起こしました。

1984年の『Dr.スランプ』連載終了後は、同年11月より『ドラゴンボール』の連載を開始します
『ドランゴンボール』は連載初期はあまり人気が無かったですが、「強さを求める主人公」というテーマを作品に持たせ、修行の成果を見せる天下一武道会編から人気が急上昇し、『週刊少年ジャンプ』の看板作品として、全盛期の同誌の人気を支えました。

また、漫画家としての活動の他に、デザイナーとしても活動していて、ゲーム作品の『ドラゴンクエスト』『クロノ・トリガー』などのキャラクターデザインを手掛けました。

『ドラゴンボール』の連載終了後は、読み切り作品や短期集中連載がメインとなりましたが、上述のデザイナーの仕事のほか、『ドラゴンボール』のアニメの脚本やキャラクターデザインを担当するなど、精力的に活動を続けましたが、2024年3月1日に急性硬膜下血腫のため68歳で亡くなりました。

死去のニュースは世界中のメディアが速報で報道し、その影響力の大きさが伺われました。

生み出した作品は、アニメやゲーム、グッズなど多数のメディア展開がされ、今なお新しい作品が展開され続けていて、日本のみならず様々な国で作品がリリースされ、世界中の人々から親しまれ続けています。

代表作に『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』『ドラゴンクエスト（デザイン）』など

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