ピーター・ドラッカー 作品買取

1909年11月19日ー2005年11月11日　オーストリア・ウィーン出身
経営学者

経営学の分野のマネジメント（経営管理論）の発明者として著名な経営学者です。

ドラッカーは、1909年にオーストリアのウィーンに生まれた、ユダヤ系オーストリア人です。
家庭は非常に裕福で、父が高級官僚、母は精神科医を務めており、その他の家族も超一流の知識人で、幼い頃より様々な「知」に触れて育ちました。

フランクフルト大学を卒業後は、貿易会社、投資銀行、記者、大学教授、経営コンサルタントなど様々な職業を経験しています。
記者としては、ナチスのヒトラーやゲッベルスからインタビューが度々許可されていました。

しかし、ユダヤ系だったドラッカーは、1933年にナチス・ドイツに不興を買うことを承知の論文を発表、生命の危険から記者を退職し、イギリスに移住します。
イギリスでは、ケインズの講義を直接受ける傍ら、投資銀行に勤めました。

1939年にはアメリカ合衆国に移住し、処女作の『経済人の終わり』を上梓します。

1942年には、バーモント州のベニントン大学の教授となり、翌43年にはアメリカ合衆国国籍を取得しました。
1950年から71年までの約20年間、ニューヨーク大学（現：スターン経営大学院）の教授を務めました。
1971年には、ロサンゼルス近郊のクレアモント大学院の大学教授に就任し、以降はこの地で執筆とコンサルティング活動を続けました。

2002年には、アメリカ政府から大統領自由勲章を授与されました。
2005年にクレモントの自宅で老衰のため亡くなりました。　95歳没

没後もドラッカーの残したマネジメント思想はビジネスシーンにおいて重要視されていて、欧米だけでなく日本の企業人や経営学者にも多大な影響を与え続けています。

特に日本では、2009年に発行された『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』が200万部を超える大ヒットとなり、ドラッカーの著作は知らなくても「マネジメント」という言葉は知っているという方も多いです。

また、親日家としても知られ、1959年の初来日以来度々来日しています。
1934年に、ロンドンの街角で偶然入った画廊で見かけた日本画の虜となり、以降は日本古美術のコレクションを始め、特に室町水墨画と近世の禅画や南画を中心にコレクションしていました。

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