『平凡社ライブラリー 純粋理性批判』をお譲りして頂きました。

神奈川県川崎市にお住まいのお客様より、書籍をお譲りして頂きました。

今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、読まなくなった書籍をまとめて買い取ってもらいたいと、当店へお問い合わせをくださいました。

買取を希望された書籍は、国内外の作家の作品の文庫本がジャンルを問わず大量にあるとのことでしたので、今回は事前のメールで添付して頂いていました書籍の画像から、簡単に内容や状態を確認して対応が可能でしたので、宅配便を利用しての買取対応をさせて頂きました。

文庫本は価格が手頃な作品が多いためついつい冊数が増えがちになることから、買取のご依頼を多く頂きます。
ただ、買取金額がハードカバーの作品に比べると低めになることが多いため、一度に大量にお譲りして頂けるなどすると、評価をプラスできることがあります。

また、小説作品以外の思想書や学術書などは、需要が少ない一方希少価値が高く、古書市場でも在庫が少ないためお譲りして頂けますと大変有り難いです。

画像は、今回お譲りして頂いた書籍の中から『平凡社ライブラリー 純粋理性批判』です。
本書は、ドイツの哲学者・カントの主著の「三大批判書」の第一作として出版された作品『純粋理性批判』の日本語訳書籍です。

今回は、上中下巻の全3冊をセットでお譲りして頂けたため、高く評価して買取致しました(*^^*)

『純粋理性批判』は多くの訳書が発行されていますが、こちらの平凡社ライブラリー版は過去に理想社から刊行された『カント全集』に収録された原佑訳に補訂がされ、2005年に刊行されました。

元の訳は誤訳が多くあまりおすすめ出来ないものだったそうですが、本書は正確な補訂がなされていて信用できる訳文と専門家からの評価も高く、活字も大きく読みやすくなっています。

ただ、本書に限らず平凡社ライブラリーの書籍は文庫本にしては値段が高めなこともあり、学生さんなどは新刊ではなく中古本を探される方も多く古書市場でも高い需要の作品です。

みつばち書店では、本書のような専門性の高い文庫作品の買取も大歓迎です。
講談社学術文庫、ちくま学芸文庫、岩波現代文庫など、高価な文庫本の買取は、ぜひ当店までお気軽にご相談ください(^o^)