小館善四郎の絵や書籍などを買い上げさせていただきました。

千葉県匝瑳市のお客様より出張買取査定のご予約をいただきました。
お電話でご家族の遺品整理をなさっているとのことで、本棚に単行本や文庫本が100冊以上あるのでは、とおっしゃていました。

後日お宅にお邪魔しまして本棚を拝見しますと、300冊以上お持ちでした。読書が趣味だったのだそうです。ほとんどの本に本屋さんの紙のブックカバーが付けられていて、大切に読まれていたのが分かりました。
書籍以外にもご不要になったお品物の買取をしていますが何かございますか？と尋ねますと絵画や壺、日用品・雑貨など沢山持ってきてくださいました。
量があるのでリサイクルショップに持って行って断られたら…、かといって処分するのも…と迷われていたそうです。全て査定させていただき、「買取してもらえて良かった！」と喜んでいただけて、スタッフも大変嬉しく思いました

ご家族が大事にされていた物ですので、同じように大切にしてくださるお客様へご縁をつなぐことができればと思っております。
みつばち書店の出張査定をご利用くださいましてありがとうございました！

お客様から小館善四郎「てっせん花　れもん」の油絵をお譲りいただきました。
小館善四郎は、青森県出身の洋画家です。梶井基次郎の小説「檸檬」に感銘を受けレモンやフクロウを主題にした静物画で知られています。特にレモンに因んで「レモンの画家」と呼ばれています。同じく青森出身の太宰治の姉が小館善四郎の長兄と婚姻したため、二人は義理の兄弟となっています。太宰治の親戚でもある画家なんですね。