『淫画録　或る女別館』を買い取りしました。

2022年2月8日

買取品目
画集
買取方法	宅配買取
お住まい	東京都品川区高輪
最寄り駅	品川

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

東京都品川のお客様よりご依頼を頂き、書籍を買い取りしました。

当店では、幅広いジャンルの書籍を取り扱っておりますが、年齢制限のある青年向けの書籍の買取も可能となっております。
ただ、そういった書籍を処分する場合ですと、買い取ってもらいたいけど店舗への持ち込みや出張買取での対面だと恥ずかしいという方も多いのではないでしょうか？

今回のお客様も、ご家族の遺された書籍にアダルト本が含まれていて処分に困っているとのご相談をくださいましたので、メールで大まかな内容や状態を確認したうえで、今回は宅配便を利用しての査定のご案内をさせて頂きました。

青年向けの書籍ですと再版されないものも多く、発行から年数が経っているものは希少になる傾向から、その分お探しの方も多い為古書の需要も高いジャンルになっています。
中には思わぬ高額の書籍もありますので、気になる方は当店へご相談くださればお調べさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせください

そんな、今回買い取りしました書籍の中からご紹介します一冊は『淫画録　或る女別館』です。

本書は、性文学研究者という肩書で性に関する著作を何冊も発行した日本の作家・青木信光が1982年に発行した春画をまとめた画集です。

あまり画像は載せられませんが、明治から大正期の春画の中でも、特に「艶画」と呼ばれる男女の性交渉を描いた春画がまとめられています。

江戸時代の人気浮世絵師の手による春画をまとめた書籍は比較的種類も多く、古書でも目にする機会は多々ありますが、明治・大正の作品をまとめた書籍は珍しいですね
やはり、時代的に西洋の影響を受けているのか、いわゆる「春画」とは雰囲気がだいぶ異なる雰囲気の作品が多く収録されている本書は、あまり表立って語られることがない性に関する文化の歴史を感じられる、面白い一冊ですね。