『数寄屋古典集成』を買取させて頂きました。
買取品目 | |
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全集、茶道書、建築書 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 茨城県 土浦市 |
最寄り駅 | 土浦 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
茨城県土浦市にお住いのお客様のお宅へお邪魔し、書籍を買取させて頂きました。
今回の買取のご依頼は、ご自宅の掃除をした際に出た読まなくなって久しい書籍を大量に処分したいとのご依頼でしたので、感染予防に十分配慮したうえでご自宅へ出張査定にお邪魔しました。
実際に買取希望の書籍を拝見させて頂くと、事前のお話の通りにかなりの冊数の書籍がジャンルを問わず幅広くあり、お客様の読書愛が伺われる蔵書でした。
小説などの文芸書が割合的に多かったですが、中には少しマニアックな珍しい書籍がいくつか含まれていました。
その中でも今回特に注目したお品は、『数寄屋古典集成 4冊セット』です。
本書は、1987年より小学館から発行された、茶室を取り入れた「数寄屋造り」の建築などを紹介した書籍です。
300ページを超える大ボリュームですが、奥付を見ますと販売当時の定価が38000円というところも驚きです
全5冊セットのシリーズのところ、今回5巻が欠品ではありましたが、それでも流通数が少なく希少な書籍のため4巻まででも高く評価させて頂きました。
数寄屋という言葉はあまり耳馴染みがないかもしれませんが、茶室のことを指し、「数寄」は和歌や茶の湯などの風流を好むことで、「数寄屋」は「好みにまかせて作った家」という意味になるそうです。
数寄屋と呼ばれる茶室が登場した安土桃山時代は書院造と呼ばれる建築様式が一般的でしたが、その格式ばった意匠や豪華な装飾を嫌った茶人に好まれた軽妙洒脱な小規模な茶室が「数寄屋」でした。
茶人の千利休によって完成されたといわれる数寄屋建築ですが、現在でも料亭や住宅など一般的な建物にも数寄屋建築を模したものがあり、数寄屋建築を専門とした工務店もあるなど、今も根強い人気があります。
この書籍を見ますと、400年以上前の茶人から発生した文化が現在につながっていることが感じられ、そのすごさに改めて驚かされますね(*^^*)
みつばち書店では、年間10万冊以上の買取実績の絶対の自信で少しマニアックな書籍でも大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせください!