『斎藤茂吉関連本』の買取りを致しました。

買取品目
歌集、学術書
買取方法出張買取
お住まい東京都 品川区

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

東京都の品川区のお客様より、出張にて古書の買取りをさせて頂きました。

今回のお客様はご夫婦で短歌を作るのが趣味で、過去には雑誌の読者投稿にも掲載された経験もあるとのことで、拝見した蔵書も歌集や短歌関連の本が多くありました。
短歌づくりの勉強のために集められ、とても大事にされてきた書籍の数々をご査定させて頂きました。

その中でも、お客様がお好きな歌人が斎藤茂吉ということで、斎藤茂吉の研究書などの関連本が特に多くありました。
斎藤茂吉といえば、短歌集『赤光』に収録されている『死にたまふ母』は、国語の教科書にも載っていて覚えている方も多いのではないでしょうか。
歌人だけではなく、現在の東大の医学部を卒業して医者の一面もあった作者の目線から、死にゆく母を見守るこの作品は今もたくさんの方に愛されていて、斎藤茂吉の一番有名な短歌集といわれています。

また、自身の作品に大きな影響を与えた万葉集を解説した『万葉秀歌』は1938年に刊行され80年以上経つ現在でも、万葉集の解説書の定番として世代を超えて読み継がれています。

新元号の令和の出典元になり昨年は再度注目を集めた万葉集ですが、その解説書『万葉秀歌』は青空文庫でも読めるので、これを機に短歌に触れてみてはいかがでしょうか。


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