みつはし　ちかこ 作品買取

1941年（昭和16年）1月30日ー　茨城県出身
漫画家

今も昔も変わらない「恋愛あるある」「友情あるある」をちりばめた漫画『小さな恋のものがたり』などの作品が、時代や世代を超えて愛されている日本の女性漫画家です。

みつはしちかこは、1941年に茨城県石岡市に生まれました。
1歳の頃からは東京都中野区で育ち、幼少期から絵や詩、漫画に親しみました。

1956年に東京都立武蔵丘高等学校に入学、放送劇部に入部し脚本を手掛けるなど活躍し、部での活動はのちの漫画作品『小さな恋のものがたり』の原点となりました。

1959年に高校卒業した後は、皆川正インダストリアルデザイナーに入所。
1961年4月からはヨーコーアニメーションに転職し、同社が倒産した後は日本アニメーション映画社などに勤務しました。

アニメーション会社に勤務しながら、1959年12月に新聞に『めいこちゃん』を連載し、同時期には高校時代の漫画日記を基にした四コマ漫画『小さな恋のものがたり』を描き溜め、同作は1962年に学研の雑誌『美しい十代』で連載開始されました。

『小さな恋のものがたり』は1967年に単行本が発売され、掲載誌を変えながらも連載が続き、1970年以降は毎年5-6月に新刊が発売され40集を超える長寿作品となり、1977年には日本漫画家協会賞優秀賞を受賞し、実写ドラマやアニメ化もされる代表作となりました。

1980年からは、朝日新聞日曜版にて『ハーイあっこです』の連載を開始し、明るく元気な主婦・あっことその家族の日常と描いた作品として人気となり、1980年代に実写ドラマ化もされ、2002年に同新聞の日曜版が廃止されるまで20年を超える長期連載となり『小さな恋のものがたり』と並ぶ代表作になっています。

『小さな恋のものがたり』は、2014年発売の最終第43集が刊行され完結となりましたが、その後も「チッチとサリーの未来を描いてみたい」と、「その後のチッチ」というサブタイトルで2022年10月現在46集までが刊行されていて、2023年にはデビュー60周年を記念して、選りすぐりのエピソードをまとめた傑作集『愛蔵版　小さな恋のものがたり　クローバー編・コスモス編』が2冊同時発売されるなど、今なお時代と世代を超えて愛され続けています。

代表作に『小さな恋のものがたり』『ハーイあっこです』『わたがしふうちゃん』など

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