『武功夜話 前野家文書』を買取りしました。

  • 武功夜話
  • 武功夜話 内容
  • 武功夜話 背 まとめ
買取品目
歴史書
買取方法出張買取
お住まい千葉県 八千代市 ゆりのき台
最寄り駅八千代中央

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

千葉県八千代市にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の出張買取にお邪魔しました。

今回のご依頼者様は、亡くなられたお父様の遺品の整理のために、遺された書籍の売却をしたいと、当店へお問い合わせをくださいました。
お父様はかなりの読書家で、幅広いジャンルの書籍が大量にあるとのお話でしたので、今回はご自宅へ直接お邪魔して査定作業を行いました=͟͟͞͞(•̀•́

実際に拝見しました蔵書は、日本人作家の文芸作品の単行本が中心で、純文学からミステリー小説まで、幅広いジャンルがあり、お父様の本好きが伺われる内容でした。
また、読書以外に大河ドラマ鑑賞が趣味だったそうで、小説などの文芸書の他に歴史関連の書籍も多く含まれていました。

ベストセラーの本ばかりでなく、少しマニアックな作品もいくつか含まれていて、大量の書籍を一度にお譲りして頂き、有り難い買い取り査定でした。

この度は、みつばち書店の出張買取をご利用してくださり、ありがとうございました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾


今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介する書籍は『武功夜話 前野家文書』です。

武功夜話

こちらの書籍は、1987年に人物往来社から刊行された書籍で、日本の戦国時代から安土桃山時代にかけての歴史、特に織田信長や豊臣秀吉の時代の尾張国(現在の愛知県西部)の動向を記したとされる文書を、現代に活字化・公刊した書籍です。

武功夜話 背 まとめ

今回は、1~4巻+補巻の全5冊をセットでお譲りして頂けましたため、高評価で買い取り致しました(●´∇`)p*

『武功夜話 前野家文書』は、愛知県江南市の旧家(吉田家)に、その先祖であるとされる前野氏に関する覚書や家譜(一家の系譜を書き記した書物)として伝わっていたとされる文書です。

原本は、長い間人目に付かないように隠されていた文書だったそうですが、1959年の伊勢湾台風で土蔵が崩れた際に発見されたとされ、その原本を所有していた旧家の当主・吉田蒼生雄(よしだ そうせいゆう)氏が「全訳」して刊行したのが、今回お譲りして頂いた人物往来社版です。

武功夜話 内容

内容は、尾張国の土豪である前野家の動向を軸に、前野長康が仕えた豊臣秀吉(当時は木下藤吉郎)の出世譚、特に「墨俣一夜城」の伝説や、当時の合戦の様子が詳細に記されていて、それまでの通説とは異なる内容であることと、発見の経緯の神秘性などから多くの歴史ファンに注目され、「武功夜話」ブームを巻き起こしました。

ただ、原本が非公開で専門家による厳密な検証が行き届いておらず、活字化された文書には、時代考証に合わない用語や、他の史料と矛盾する記述も指摘されていて、現在では「信頼性の低い史料」「後世の創作が多い偽書・偽文書」とする見解が学術界では優勢となっています。

そのように、肯定派と否定派による真贋論争が絶えない文書ではありますが、この論争自体が戦国史研究の面白さを示している面もあり、「なぜ偽書だと疑われるのか」「なぜ支持する人がいるのか」という視点で、他の一次資料と読み比べてみると面白いかもしれません«٩(*´  `*)۶»


みつばち書店では、歴史関連の書籍の買い取りも大歓迎です。
他の古書店では断られてしまった書籍でも買取可能な場合がありますので、お気軽にご相談下さい୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧

【千葉県 八千代市 ゆりのき台】


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