『特装版 アデンまで』をお譲りして頂きました。
| 買取品目 | |
|---|---|
| 特装版小説 | |
| 買取方法 | 宅配買取 |
| お住まい | 宮城県 栗原市 |
| 最寄り駅 | くりこま高原 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
宮城県栗原市にお住まいのお客様より、書籍をお譲りして頂きました。
今回のお客様は、学生時代から50年以上に渡って買い集めてきた蔵書の整理のため、読んでいない書籍の買取をお願いしたいと、当店にご相談をくださいました。
発行から年数が経っている作品が多いとのことでしたが、メールに添付されていた画像から当店でお引き取りが可能そうでしたので、今回は宅配便を利用して買取させて頂きました(*`・ω・´)ノ
送って頂きました書籍は国内の作家の文芸作品が多く、外函に入ったハードカバーの作品が中心でした。
発行当時ベストセラーとなった有名な作品よりも、少しマニアックな作品が多くあり、古書市場でもあまり出回っていない珍しい作品は高評価で買取させて頂きました(๑•̀᎑<๑)و
この度は、大事な書籍のコレクションをお譲りして頂き、ありがとうございました!
今回お譲りして頂きました書籍の中から、特に高評価で買い取りしました一冊が『アデンまで』です。

こちらの書籍は、昭和48年(1973年)に成瀬書房から刊行された遠藤周作の処女短編小説です。
成瀬書房から刊行されたこの版は、遠藤周作の初期の作品を、当時の読者や愛好家向けに豪華な装幀で提供するために企画・制作され、通常の文学全集や文庫版とは異なり、収集価値や美術的価値を高めて出版されました。

そのため、限定506部とかなり厳密に発行部数が決められて発行されたため、とても希少価値が高いのが特徴です。

また、遠藤周作本人の肉筆署名(サイン)と落款(印)が記されていて、これが限定版としての価値をさらに高めています(*゚0゚*)
『アデンまで』は、1954年末に執筆され仲間内で高い評価を受け、遠藤周作の処女作として本格的に作家活動するきっかけとなった作品で、その翌年に芥川賞を受賞した『白い人』と対になる、あるいはその前哨となる作品群の一つと位置づけられています。
内容には、彼自身のフランス留学の経験を背景に持ち、後の遠藤文学の主要なテーマである「日本人としてのキリスト教との葛藤」や「人種間の差別意識」などの萌芽も描かれていて、作者の初期の不安と葛藤が生々しく刻み込まれた、原点ともいえる作品として高く評価されています。
本書は、そんな遠藤周作の処女小説を、後年の文学的評価が確立された時期に、ファンや愛好家のために豪華な装幀と署名入りという形で提供した、希少性の高い出版物として知られています。
『アデンまで』を読むだけであれば、全集などの方が容易ですが、通常の単行本や文庫本とは一線を画した上質な造りは、所有欲を満たしてくれる一冊です(๑ÖㅁÖ๑)
みつばち書店では、このような限定版・特装版などの希少性の高い書籍の売却のご相談も大歓迎です。
年間買取実績1000件以上で、査定には絶対の自信がありますので、大事な書籍の買取は是非当店にお任せください୧(๑•̀⌄•́๑)૭✧
【宮城県 栗原市】






