『幻戯 中井英夫短編小説集』を買い取りしました。
買取品目 | |
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小説 | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 宮城県 仙台市泉区 |
最寄り駅 | 泉中央 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
宮城県仙台市にお住まいのご依頼者様より、書籍を買い取りしました。
今回買い取り査定のご依頼をくださいましたお客様は、終活の一環で身の回りの不用品の整理を進めていて、読まなくなって保管している書籍を売却したいとご相談をくださいました。
お客様は若い頃から読書がお好きで、お譲りして頂ける蔵書は長い期間をかけて買い集めてきた大事なコレクションとのことで、当店を売却先に選んで頂けて大変光栄でした( ´ᵕ`* )❤︎
この度は、みつばち書店の買い取り査定をご利用してくださり、ありがとうございました!
今回お譲りして頂きました書籍の中から、ご紹介したい作品は『幻戯 中井英夫短編小説集』です。
こちらの書籍は、日本三大奇書に数えられる『虚無への供物』で知られる小説家・中井英夫の短編集です。
お譲りして頂いたものは、1976(昭和51)年にコーベブックスと南柯書局から刊行された特装本で、函入で『幻戯』と『星の破片』の2冊組になっています。
毛筆での署名や、本の小口を金色に加工する「天金」が施されているなど、凝った装幀が特徴の豪華な書籍です。
当時380部限定で販売されたとても貴重な書籍で、古書市場でも目にする機会が少ない珍しい作品で、中井英夫の熱心なコレクターやファンにとっては垂涎の的となっています(*゚0゚*)
中井英夫は、前述の『虚無への供物』が一番有名ですが、かなりボリュームのある作品で、物語も複雑で読み始めるには少し気合が必要な作品でもあります。
その点では、このような短編集は彼の幻想的な雰囲気の世界観や文体を気軽に体験するのに適していて、中井英夫の入門書としておすすめの作品集です。
収録作には、『虚無への供物』の執筆当時の苦悩を綴った日記『虚無なる日々に』や、作品の後日譚にあたる『空しい音』があり、『虚無への供物』の読者にとって、作品の背景と作者の思いを知ることが出来る貴重な資料となります。
この特装本は入手困難ですが、『幻戯』は2008年に出版芸術社からも刊行されていて、そちらは比較的入手性がいいので、ご興味があれば一読をおすすめします(⁎•ᴗ‹。)
当店では、発行部数が限定されている貴重な書籍の売却のご相談も大歓迎です。
大事な書籍のコレクションの売却先には、査定に絶対の自信がある「みつばち書店」をぜひご検討ください୧(๑•̀⌄•́๑)૭✧
【宮城県 仙台市泉区】