漫画『人造人間キカイダー』をお譲りして頂きました。

福島県猪苗代町にお住まいのお客様から、書籍をお譲りして頂きました。

今回の買取査定のご依頼は、お家の整理の一環で過去に買い集めてきたコミック本をまとめて処分したいので、買取をお願いしたいとのお問い合わせでした。
また、コミック本以外の不用品も可能であれば買取をお願いしたいとご要望を頂きましたので、今回はご自宅へ直接お邪魔して査定を行いました(´｡•◡•｡)ﾉ

お客様のご自宅で拝見しましたコミック本は、昭和に発行された少年漫画が中心で、アニメの原作本など有名な作品が多くありました。
相応の経年の傷みはありましたが、通読に支障が出るほどのものはなく、どの作品も全巻しっかりと揃っていることなどを評価して、高価買取させて頂きました(ˊ˘ˋ* )♡

この度は、一度に大量のコミック本を買取することが出来て、大満足の買取査定でした！

今回買取しましたコミック本には、昭和に発行された作品の新装発行版もいくつか含まれていました。
その中から、今回ご紹介したい作品は『人造人間キカイダー』です。

こちらの作品は、2001年に秋田書店から刊行されたコミック本で、今回は文庫版全4巻をセットでお譲りして頂きました。
元版は、同じく秋田書店から1972年から74年にかけて刊行されたサンデーコミックス版全6巻で、文庫版はトーンの貼り直しと差別用語のセリフの修正が行われています。

『人造人間キカイダー』は、1972年にテレビで放映されていた特撮作品とのタイアップとして『週刊少年サンデー』にて連載された漫画作品ですが、特撮ドラマの印象が強い方が多いと思います。

主人公のキカイダーのデザインは人体模型をモチーフにしていて、左右で青と赤の非対称のデザインや中身が透けている頭の部分など、その特徴的なデザインはかなりインパクトがあります。

そのデザインは当時賛否両論あったそうですが、「不完全な良心」を表現した左右非対称のデザインは、それまでの勧善懲悪のヒーローとは違う善と悪の間で葛藤する内面の苦悩を描く本作のイメージとぴったりで、その後の特撮作品に大きな影響を与えました。

このコミック版は、特撮とのタイアップ作品ではありましたが単純な原作ではなく、テレビ版よりもよりシリアスな世界観で、善悪の定義や人間性の本質を問いかける哲学的な内容で、終始ダークな雰囲気に包まれていて、石ノ森章太郎の傑作のひとつとして高く評価されています(๑•̀ •́)و

ファンの間でも物議を醸した漫画版の衝撃のラストは、ぜひ一度ご自身の目で読んでみて欲しいです！

みつばち書店では、大量のコミック本の売却のご依頼も大歓迎です。
連載中の最新作から往年の名作まで、年代・ジャンルは問いませんので、お客様からのお問い合わせ・ご依頼を、スタッフ一同お待ちしております(๑•̀ – •́)و✧

【福島県 猪苗代町】