『長門本 平家物語の総合研究』を買取りしました。
買取品目 | |
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国文学書 | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 神奈川県 愛甲郡 |
最寄り駅 | 原当麻 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
神奈川県愛甲郡にお住まいのお客様より、書籍を買取りしました。
今回買取り査定のご依頼をくださいましたお客様は、ご自宅の整理の際に出た読まない書籍の処分のため、買取りをお願いしたいとのご相談でした。
最初、古書店への持ち込みも考えていたそうですが、冊数が思っていた以上に多くなり困っていたところ、当店の宅配買取の段ボール箱に本を詰めて送るだけの手軽さに惹かれて、お問い合わせくださったそうです(,,>᎑<,,)
査定を希望された書籍は、国文学や国語学に関する学術書が中心で、専門性の高さと希少性を評価して、高価買取させて頂きました。
この度は、みつばち書店をご利用くださいまして、ありがとうございました!
今回買取り致しました書籍の中から、ご紹介する作品は『長門本 平家物語の総合研究』です。
こちらの作品は、平成10年(1998年)に勉誠社より刊行された書籍で、今回は全3巻をまとめてお譲りして頂けましたため、高評価で買い取り致しました(⁎•ᴗ‹。)
平家物語は、日本文学における古典的な軍記物語のひとつで、源平合戦の悲劇と英雄譚などの武士たちの人間模様を描き、日本の歴史と文化に根ざした物語として知られています。
ただ、作者不詳で正確な成立時期も分かっていない作品で、現在では口承で伝えられた「語り本」と、読み物として増補され写本された「読み本」の二系統に分けられたものが「平家物語」として読みつがれています。
今回買取りしました『長門本』とは、長門国赤間関(現在の山口県下関市)にある阿弥陀寺(現在の赤間神宮)に伝来した写本のことを指し、平家一門滅亡の地に伝わったことから、いくつか種類がある読み本の中でも特に重要な写本として、多くの研究が行われています。
本書は、そんな「長門本」の総合研究として、校注篇上下と論究篇の計3冊に渡って長門本のテキストを精密に分析して、成立背景や編集過程を明らかにしようとの試みや、他の写本との関係性に関する議論などが収録された学術的な内容となっています。
かなり専門的な内容のため、読者が限定的となる作品ではありますが、平家物語をより深く理解するための貴重な資料として根強い需要があるので、お譲りして頂けて大変ありがたかったです(*˘︶˘人)
みつばち書店では、国文学に関する研究書などの専門的な内容の書籍でも対応が可能となっています。
スタッフ一同、お問い合わせをお待ちしております(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”