『中世思想原典集成』をセットで買取りしました。

茨城県守谷市にお住いのお客様のご自宅へ、書籍の買取にお邪魔しました。

今回ご依頼をくださったお客様は、倉庫に保管して読まないでいる書籍を整理するため、買取をお願いしたいと当店へ査定のご相談をくださいました。
査定を希望の書籍は、お客様ご自身でも正確な冊数がわからないとのことでしたが、おそらく5000冊近くにはなりそうだと話されていたため、今回はご自宅へ直接お引き取りにお邪魔させて頂きました

拝見させて頂いた蔵書は、小説などの文芸作品を中心として、他にも歴史書や思想書、哲学書など幅広いジャンルの作品もあり、事前に聞いてはいましたが予想以上の冊数の多さに圧倒されてしまいました

冊数の多さから、運び出しも含めるとかなり査定にお時間が掛かってしまいましたが、お客様からは「ずっと悩みのタネだった本がすっきりして、買取金額も思っていた以上で頼んで良かった」と喜んで頂けました。

この度は、みつばち書店の買取査定をご利用して頂き、ありがとうございました！

今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介したい作品は『中世思想原典集成』です。

こちらの作品は、平凡社より刊行された書籍で、中世ヨーロッパを中心に古代から近世までのキリスト教神学・哲学関連の書籍の原典訳叢書です。
今回は、1992年から2002年にかけて刊行された第1期の21冊と、2018年刊行の第2期の2冊、計23冊をまとめてお譲りして頂きました

付属の栞冊子もしっかりと揃っていたこともあり、高評価で買取させて頂きました。

本書は、上智大学中世思想研究所の監修により刊行された書籍で、古代から中世の神学者の著作の原典訳を、年代や学派によって分類して収録されていて、各巻かなり厚みがあり読み応えのある書籍となっています。

現在では、平凡社ライブラリーより「精選」のタイトルの文庫版が全7巻で再刊されていますが、文庫本7冊という制約から削られてしまった作品もあるそうで、現本である本シリーズの需要もまだまだ少なくないです

読み手を選ぶ内容で、かなりのボリュームがあるので全巻セットですとかさばってしまいますが、学派の区別や時代背景がわかりやすくまとめられていて、神学・哲学に興味があれば一読の価値があるシリーズ作品となっています。

みつばち書店では、哲学書や宗教書などの専門的な内容の書籍の買取も大歓迎です。
初学者向けのものから、専門家に向けたものまでどんな書籍でも査定可能ですので、お問い合わせをお待ちしております