展覧会図録『あやしい絵展』を買取りしました。

千葉県習志野市にお住まいのお客様より、書籍を買取りしました。

今回買取査定のお問い合わせをくださったお客様は、趣味の美術館巡りで集めてきた展覧会図録をまとめて引き取って欲しいと、当店へご相談をくださいました。
また、今回は図録以外にも画集や写真集などの大判の美術書も一緒に買い取ってもらいたいとのご希望を頂きましたので、ご自宅へ直接伺いまして査定を行わせて頂きました

展覧会図録は、書名のとおり展覧会の開催に併せて美術館や博物館などで販売される書籍で、最近ではオンラインでの販売も増えてきてはいますが、基本的にその会場でしか購入出来ない事が多く、人気の展覧会の図録は希少価値が高くなり古書市場でも需要が高いです

今回は、そんな展覧会図録を100冊ほどお譲りして頂きましたが、その中から今回ご紹介したい一冊は『あやしい絵展』の展覧会図録です。

こちらの図録は、2021年3月23日から5月16日の間、東京国立近代美術館で開催されていた「あやしい絵展」で販売された展覧会図録です。

作品展では、日本が西洋から様々な影響を受け始めた幕末から昭和初期という激動の時代に制作された、絵画・版画から雑誌や書籍の挿絵などが紹介されていて、従来のただ美しい作品とは異なるグロテスク、エロティックな表現を用いた作品は、日本の美術界の新たな時代への変化を感じさせる内容となっています

本書では、展覧会で展示された作品を年代ごとに1章から3章に分けて解説と共に収録していて、コラムなども含めると結構なボリュームがある図録となっています

本展は変わったコンセプトの展覧会で当時話題になりましたが、開催期間中に新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言を受けて、東京国立近代美術館が臨時で休館したことから観覧を諦めた方も多くいたそうで、せめて図録だけ欲しいとの需要から人気の一冊です

みつばち書店では、展覧会図録などの限定販売の書籍の買取のご相談も大歓迎です。
バーコードが無い書籍でも、当店では問題なく取り扱い可能ですので、お気軽にお問い合わせください