『北斎読本挿絵集成』をお譲りして頂きました。

茨城県稲敷市にお住まいのお客様より、書籍をお譲りして頂きました。

今回のお客様は、過去に収集した美術関連の作品集等の処分を検討していて、なるべく手間を掛けずに査定してもらえる古書店を探していて、当店に興味を持ちご連絡をくださいました。
買取希望の書籍の冊数が多く、大判の重い作品が中心なので、直接引き取りに来てもらえるところに惹かれ選んでくださったそうです꒰⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎꒱ෆ¨̮⑅

実際に拝見しました蔵書は、日本人画家の画集などが中心の蔵書で、中には限定発行の珍しい作品もいくつか含まれていました。
販売当時高価だった作品も多く、収集にはかなり費用と労力を掛けたと仰っていましたが、思っていた以上の買取金額だったので頼んで良かったと嬉しいお言葉も頂けて、大満足の買取査定でした( ´ᵕ`* )‪‪❤︎

今回お譲りして頂きました書籍の中から、私が注目したご紹介したい作品は『北斎読本挿絵集成』です。

こちらの作品は、昭和46年から48年にかけて美術出版社から刊行された、葛飾北斎の読本挿絵をまとめた作品集です。
今回は、全5巻をセットでお譲りして頂きましたため、高評価で買取しました(･ω･)b

全巻箱に保管されていたこともあり、書籍本体はとてもきれいな状態で、

どの巻も、しっかりと挿絵を楽しむ事ができます(๑•̀᎑<๑)و✧・

葛飾北斎は、『富嶽三十六景』などの錦絵が有名ですが、読本と呼ばれる文章主体の長編小説の挿絵の創作にも精力を注ぎ、曲亭馬琴や柳亭種彦ら当時一流の作家とタッグを組んで数々の名作を生み、北斎の挿絵のお陰で絵入りの読本が流行したとも評されています。

本書の発行当時に現存する北斎の遺した読本挿絵を最大限漏れなく収録し、出典元も可能な限り初刷の美本から依った、かなりこだわりの編集で刊行されています。
主要な作品は原寸大で収録されていて、かなり見応えがある作品集となっています(ㆁωㆁ*)

販売は限定1000部とかなり希少な書籍のため、お譲りして頂けて感謝です((っ´；ω；)っｱﾘｶﾞﾄｳ…｡+ﾟ

みつばち書店では、画集もジャンルを問わず買取対応しております。
浮世絵や錦絵は海外人気も高く、高価買取が可能な場合もありますので、処分をお考え中の方はお気軽に当店までご相談ください(๑• ̀ω•́๑)✧