「学制百年史」など書籍の買い取りに向かわせて頂きました。

茨城県神栖市のお客様より、学術書や小説本、古地図を買い取りました。

元教員をされていて、リビングを整理されたいとのことでお伺いし、小説では夏目漱石の「我輩は猫である」や「坊ちゃん」など教科書に登場した本や太宰治の「羅生門」、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」など国語の時間に登場した名作を買い取り致しました。
そのほかに「学制百年史」がございました。幕末から近代までの教育の変化や当時の教科書と内容が紹介されており、明治時代の初等教育の就学率なども解説しています。たとえば、明治33年に初等教育を4年の義務化にし、授業料が無償化された記述があります。明治38年には就学率が95％となりほとんどの人が通学したのでしょう。

また、国定教科書が紹介されており、小学校の国定制度化は明治36年から始まったそうです。歴史があるのですね。以降戦後の教育まで続いている制度です。昭和16年には、初等教育は高等科までの8年としましたが、太平洋戦争激化により実施が延期。中等教育では勤労作業の強化・学徒の戦時動員体制が強化されたそうです。大戦中の国の事情がわかるようになっています。それ以外にも、教育法規等の法制度についても掲載されていて、教育について調べたり、深く探求できる一冊になっています。

みつばち書店では、出張買取査定のご予約を承っております。年代を感じさせるような古い本で書き込みや破れなどのイタミがある本でも、思わぬ高値になる本もございます。弊店ではバーコードやISBN（図書コード）がない書籍も査定買い取り致します。単行本、文庫本、雑誌、辞書、パンフレット、DVD、CDなど幅広いジャンルを取り扱っております。ご不要になった収納ケースなどはそのまま引き取らせて頂く事も可能ですので、お申し付けください。箱詰めはスタッフが行いますので、そのままで結構です。是非お気軽にご相談ください。