『画集 山本芳翠の世界』を買い取りしました。

神奈川県横浜市にお住まいのお客様より、書籍を買い取り致しました。

今回買い取り査定のご依頼をくださったお客様は、長年に渡って買い集めてきた蔵書で手狭になってしまったお部屋を整理するために、不要な書籍を処分しようと当店へ買取のご依頼をくださいました。
査定を希望の書籍は、趣味で集めた画集や図録などの芸術関連の書籍とのことで、冊数はそれほど多くないとのお話でしたので、今回は宅配便を利用しての査定をご利用して頂きました(*・ᴗ・*)ゞ

送って頂きました書籍は、主に日本人画家の画集が中心で、年代やジャンルが多岐に渡っていました。
好きな画家の画集はかなり熱心に収集されてきたとのことで、それなりに費用と労力をかけてきたのでしっかりと査定して買い取ってもらいたいとのご要望でしたが、ご提示した買取金額に満足して頂け、みつばち書店に頼んで良かったと嬉しいお言葉も頂けました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

そんな、今回買取しました書籍の中からご紹介したい一冊は『画集 山本芳翠の世界』です。

本書は、1991年に郷土出版社から刊行された、日本の洋画家・山本芳翠の画集です。

当時700部限定で刊行されたそうで、奥付には定価28,000円となっていてかなり高価だったことがわかります(。ﾟωﾟ)

外函に入れて保管されていたとこから、書籍本体は目立つシミや焼けが少なく、

中のページも綺麗で収録されています絵の鑑賞に問題もなかった為、今回は希少性とコンデションの良さを評価して買取致しました (｡•̀ᴗ-)b

山本芳翠は、明治期に活躍した日本人洋画家で、早くからフランスへ絵画留学し、帰国後も後進の育成に尽力し「日本洋画の父」とも評されています。
ただ、私自身はこの仕事を始めて芸術関連の書籍を取り扱うようになってから山本芳翠の名前を初めて知りましたが、一般にもあまり馴染みが無いのではないでしょうか。

山本芳翠は作品の残存数が少なく、中々作品を鑑賞する機会が無いことが要因かもしれませんがそれには理由があり、フランス滞在中に描いた多くの作品は帰国前に作品を載せた船が行方不明になったためだそうです。

こちらの画集では、そんな貴重な山本芳翠の作品が多数収録されていて、洋画に限らず日本の芸術好きの方にはぜひ一度楽しんでもらいたい一冊となっています(๑•̀ •́)وｲｲﾈ✧.ﾟ

みつばち書店では、美術関連の書籍も丁寧に査定して買取金額をご提示させていただきます。
限定版などの貴重な書籍も大歓迎ですので、お気軽にご相談ください(๑و•̀ω•́)و✧