『MSXソフト 賢者の石』を買取しました。

茨城県ひたちなか市にお住まいのお客様より、レトロゲームを買取しました。

今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、子どもの頃に遊んだゲームをまとめて処分したいと、当店に買取のご相談のメールをくださいました。
査定をご希望のお品は、ファミコンのソフトなどのレトロゲームとのことでしたので、今回はソフトを宅配便で送って頂き、査定を行いました

送って頂きましたゲームソフトは、事前のお話の通りファミコンのソフトが中心でしたが、中には少し珍しいゲーム機のソフトも何本か含まれていました。

画像は、今回お譲りして頂いたゲームの１本で、MSX用ソフト『賢者の石』です。
こちらのゲームは、1986年にカシオから発売された作品で、魔物が住む城を舞台に剣士の少年レオンを操作して賢者の石板を集めるアクションRPGです。
（当然ですが、ハリー・◯ッターとは何の関係もありませんｗ）

ゲームソフトの査定では、シールのコンディションでマイナスになりがちですが、剥がれや記名などもないとても綺麗な状態でした。

発売からの年数が経っているとどうしても欠けがちな箱も、しっかりと残っていたこともプラスして高価買取させて頂きました

箱裏のゲーム画面の写真からわかりますが、同年にファミコンで発売された『ゼルダの伝説』のような俯瞰視点で進めていく形式のゲームが当時は流行だったのでしょうか

ファミコンに比べてしまうと少しマニアックな印象のMSXですが、最初の規格が発表されたのが1983年とその歴史は40年にもなり、今年2023年には規格の提唱者の一人でアスキーの創業者・西和彦によって、次世代MSXプロジェクトの第１弾である「MSX0 Stack」が新たに発表され話題になるなど、今なお根強いファンが多い名ゲーム機です

MSXにまつわるエピソードの有名なもので、大人気ゲーム「メタルギアシリーズ」の第１作目はMSXで発売されましたが、当初は派手な銃撃戦をするミリタリーアクションを目指していたところ、MSXの処理能力の低さから開発が思うように進められず、いっそのこと戦闘をなるべく避けて隠れて進むゲームにする逆転の発想から「メタルギアシリーズ」はステルスゲームになったそうです

ゲームの歴史上外せない名機ではありますが、上述のようにファミコンよりマイナーなため中古市場でもソフトの流通数が少なめなこともあり、今回お譲りして頂けて大変ありがたかったです