『中国青銅器百選』を買取りしました。

神奈川県横浜市にお住まいのお客様からご依頼を頂き、書籍の宅配買取をさせて頂きました。

今回ご依頼をくださったお客様は、ご自宅のお掃除をした際にまとめた不用な書籍の処分をしたいと、当店の買取査定にご相談をくださいました。

査定を希望された書籍は読書好きだったご両親が遺された蔵書で、当初はフリマサイトなどでの売却も考えたそうですが年代もジャンルも幅広く自分では価値が分からないので、いくつかの古書店を検討して当店を選んでくださったとのことでした。

ご両親は美術鑑賞も趣味だったとのことで、今回は美術関連の書籍を数十冊買い取ってもらいたいとのご依頼でしたので、事前にメールで頂いた書籍の画像で内容と状態を大まかに確認した上で、宅配便を利用しての買取査定のご案内をさせて頂きました。

実際に拝見しました書籍は、磁器や青銅器の作品をまとめた図版が中心で、販売から年数が経っている書籍は多少の経年劣化が見られましたが、専門的な書籍で希少性が高いことを評価して買取させて頂きました。

お客様からは、思っていた以上の買取金額だったので、この他の書籍もまた査定をお願いしたいと嬉しいお言葉を頂け、当店としても希少な書籍を何冊もお譲りして頂けて大満足の買取査定でした

今回買取しました書籍の中から、ご紹介する一冊は『中国青銅器百選』です。

本書は、昭和59年（1984年）に日本経済新聞社から発行された書籍で、タイトルのとおり中国の青銅器の名作をまとめた作品です。

本の表紙にシミが少しありましたが、中のページはきれいで収録されている作品は問題なく鑑賞できました

奥付を見るとわかりますが、当時「定価38,000円」という高価な書籍で、中国の青銅器をまとめた少しマニアックな内容もあり希少価値が高く、古書市場では現在でも高値で取引されているところから、今回は高評価で買取させて頂きました！

中国の青銅器時代は紀元前2000年ごろに始まり、夏、商、周の三代を経て、紀元前3世紀まで続き、世界の青銅器文化の中で最も発達したものとして評価されています。
高い鋳造技術を用いて作られていて、その特徴とされる複雑な器型や文様は原型の制作方法などの詳しい記録がないため、細かい文様を正確に鋳造する方法は現代の技術でも十分に解明されていないそうです。

それを知って本書を見ると当時の技術力の高さが伺われ、美術のロマンのようなものを感じる事が出来ますね

みつばち書店では、専門的な内容の美術書も丁寧に査定して買取金額をご提示させて頂きます。
発行から年数が経っている書籍でも取り扱いが可能ですので、そんな書籍の処分をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください＼(^o^)／