『シャガールの聖書』を買取りしました。

茨城県守谷市にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の出張買取にお邪魔しました。

今回買取査定のご依頼をくださったお客様は、趣味で集めてきた画集の冊数が多くなり保管している場所が手狭になってきたため、少し数を減らそうと考え当店の買取査定にご相談をくださいました。
ご自宅とは別に書籍を保管している倉庫もあるとのお話でかなりの冊数が予想されましたので、今回はいつもよりスタッフの数を増やしてお邪魔させて頂きました└(　’ω’　)┘

実際に拝見しました蔵書は、国内外の画家の画集が大量にあり、ジャンルも年代も幅広く、お客様の芸術好きが伺われる内容でした。

当初は近くの古書店への持ち込みも考えていたけど、本の重さにためらっていたので引取に来てもらえて助かったと喜んで頂け、当店も貴重な書籍をいくつもお譲りして頂け、有り難い買取査定でした(*´∀`*)

今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介する一冊は『シャガールの聖書』です。

本書は、1985年に岩波書店より発行された画家のマルク・シャガールの画集で、元々イタリアの出版社から発行された書籍の日本語翻訳版です。

外函と表紙に経年のシミがありましたが通読に問題はなく、収録されている作品も綺麗で鑑賞にも問題ありませんでした(^^)

シャガールは、色使いの巧みさから「色彩の魔術師」や、生涯愛した妻・ベラへの愛をテーマにした作品を多く制作したことから「愛の画家」という別名で呼ばれ、現在でも高い人気の画家です。

抱擁する恋人たちや花嫁など家族への親愛といった個人的な愛から、ユダヤ人であることから宗教的な信仰に基づく神聖な愛を表現した作品も多く、ユダヤ教の聖典である旧約聖書などに自らの解釈を加えた独自の作品も多く残しています。

また、出来るだけ多くの人に自分の作品を楽しんで欲しいという思いを持ち、リトグラフによる挿絵やポスターを多数手がけたことから、シャガールの絵画は広く知れ渡っていて、画集は古書市場でも大変人気なため、高評価での買取をさせて頂きました( *˙ω˙*)و

今回は、この他にもいくつも貴重な書籍をお譲りして頂きました。
みつばち書店では、画集などの美術書の買取にも力を入れておりますので、処分をご検討中の方はお気軽にお問い合わせください！