『エナジー対話・エナジー叢書』を買取りしました。
買取品目 | |
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対談集、雑誌 | |
買取方法 | 宅配買取 |
お住まい | 東京都 新宿区 高田馬場 |
最寄り駅 | 高田馬場 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
東京都にお住いのお客様からのご依頼で、書籍の買取を致しました。
今回のお客様は、学生時代から買い集めてきた幅広いジャンルの書籍をまとめて買い取ってもらいたいと、当店の買取査定にご依頼をくださいました。
査定の際に立ち合いが難しく、宅配便を利用しての査定をご希望でしたので、あらかじめ買取を希望される書籍の画像を送って頂き、簡単に内容や状態を確認した後、査定のご案内をさせて頂きました。
当店まで送って頂き、実際に拝見しました書籍は、70年代から80年代に発行された国内の作家の文芸書の他に、思想関連の珍しい書籍もいくつか含まれていました。
中には、現在では絶版になっていて入手するには古書しかない貴重な書籍もあり、大変ありがたい買取となりました(^^♪
お客様にも、段ボール箱に本を詰めて送るだけで買い取ってもらえて便利で、買取金額も思っていた以上になって頼んで良かったと喜んで頂けました!
今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介するお品は『エナジー対話・エナジー叢書』です。
本書は、1975年から82年かけてエッソ・スタンダード石油株式会社広報部から発行されていた書籍で、今回は『エナジー対話』全21冊と『エナジー叢書』全4冊の、計25冊をまとめてお譲りして頂きました。
『エナジー対話・叢書』は、エッソ・スタンダード石油(現:ENEOS)のPR誌として1964年に創刊した『エナジー』の廃刊をうけて刊行されました。
『エナジー』は、編集を務めた高田宏が大学時代の友人の小松左京や、梅棹忠夫などの京大人文研のメンバーなどに執筆を依頼し、PR誌を超えた雑誌として高い評価を受け、他の出版社から単行本化もされるなど話題となりました。
ただ、1973年のオイルショックの影響から経済界全体に縮小が迫られ、広報誌予算も大幅な削減が求められ、『エナジー』もページ数の半減か発行回数を減らす選択を迫られました。
しかし、これをチャンスと捉えた高田宏は『エナジー』を廃刊にして、代わりにテーマを掘り下げてじっくりと時間をかけて編集を行う方針の雑誌の刊行をしたのが、『エナジー対話・叢書』です。
今見てもオシャレな装丁の雑誌ですが、当時他に先がけて安価な再生紙を使用したことでも注目されました
特集内容も、詩・絵画・音楽など多岐に渡り、その道の専門家同士の対話は今読んでも大変興味深い内容になっています。
みつばち書店では、過去に発行されていた雑誌も買取対象です。
状態や内容、冊数などによって買取の可否が異なりますので、まずは一度お気軽にご相談ください(^^)/