『原色 日本の美術 32冊セット』をお譲りして頂きました。

神奈川県藤沢市にお住まいのお客様より、書籍をお譲りして頂きました。

今回のお客様は、亡くなられたお父様が遺された書籍を整理するために、不要な書籍を買い取ってもらいたいと、当店の買取査定にご依頼を下さいました。
遺された本が大量で、持ち込んで買取を頼むのも難しく処分に困っているとのことでしたので、今回はお客様のご自宅へ直接お邪魔して査定作業を行いました。

お父様は歴史がお好きで、郷土史や古地図などの研究を趣味で行っていて、藤沢市にある「藤沢市文書館」に頻繁に通っていたほどで、ご自身でも古書店などで見つけて購入した史料を多く所有していたそうです。
蔵書には、現在では入手が困難な珍しい書籍も含まれていて、かなり収集には苦労されたと思われる内容でした。

査定に少しお時間が掛かってしまいましたが、お客様からは大事にしていた書籍だったのでしっかりと査定して買い取ってもらえて、家もスッキリして頼んで良かったと喜んで頂けました(^^)

今回の買取査定では美術関連の書籍もいくつか買取しましたが、その中から今回ご紹介する書籍は『原色 日本の美術』です。

本書は、昭和41年から45年にかけて小学館より刊行された美術全集です。
刊行当初は全30巻のセットでしたが、今回は昭和55年以降に刊行された改訂版のセットで、新たに追加された「陶芸2」と「在外美術（絵画）」の2冊を含んだ、全32巻をまとめてお譲りして頂きました。
全巻が函入で比較的シミやヤケが少なく、状態が良かったため高く評価させて頂きました。

原色のタイトルのとおり、カラーの図版が多く収録された豪華な内容で、解説もその分野のスペシャリストの大学教授などの専門家の解説でわかりやすくなっています。

美術書でありながら、日本の美術を取り扱ったシリーズということから寺院や仏画などをまとめた巻もあり、仏教などの宗教が日本の芸術とどういった関係であったのかも伺うことが出来るシリーズとなっていて、歴史好きの方でも楽しめるのは納得です(^o^)

みつばち書店では、美術関連の全集なども買取を行っております。
図版などが収録されて大判のものは重いため書店への持ち込みは大変かもしれませんが、当店は出張買取にも対応しておりますので、お気軽にご相談下さい！