『西太后 全11巻セット』をまとめてお譲りして頂きました。
買取品目 | |
---|---|
小説 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 茨城県 土浦市 |
最寄り駅 | 土浦 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
茨城県土浦市にお住まいのお客様のご自宅へ、書籍の買取にお邪魔しました。
今回のお客様は、たくさんの蔵書によって手狭になってしまっている本棚の整理の為、当店の買取査定の利用をしたいとご相談をくださいました。
とても読書がお好きで、幅広いジャンルを読んで来られたとのことで、国内の作家の小説などの文芸作品を中心に、大量の書籍を査定させて頂きました。
その中の一部の『西太后 全11巻セット』です。
本書は、1994年から95年にかけて朝日ソノラマから発行されたシリーズで、中国の歴史小説家・高陽の作品の日本語訳作品です。
西太后は、清朝時代の中国に実在した女性で、当時の皇帝の咸豊帝の后で30歳で亡くなった皇帝に代わり実権を握り、50年近くに渡り権力を握っていました。
自らの権力を守るために手段を選ばず、政敵には容赦しないなど非情な性格から、「中国三大悪女」の一人にも数えられています。
1984年に公開された彼女を題材にした実写映画には、ライバルの麗妃(皇帝の側室)の手足を切り落とし瓶の中で飼うという残酷な描写があり、この内容は完全なフィクションでありながらかなり話題となり、当時この映画を観てトラウマになった方も多いのではないでしょうか。
そんなイメージから、彼女を描いた作品は脚色の多いものが多いですが、この作品は丁寧な時代考証がされていて、清朝時代の中国の様子だけでなく近隣の東アジア事情まで知ることが出来、アジアの歴史の学術書的な一面もあります。
今も悪女としてそのエピソードが語り継がれているのは、現代よりもより男尊女卑の傾向が強い時代に、女性でありながら長い間権力を持ち続けたところに、なにか不思議な魅力があるからかもしれませんね
みつばち書店では、海外小説の翻訳作品も買取大歓迎です。
そんな書籍の処分をご検討の際は、ぜひ一度当店までお問い合わせください!