『高荷義之イラストレーション』を買取しました。

千葉県印西市にお住まいのお客様からご依頼を頂き、書籍の買取にお邪魔しました。

今回のお客様は、ご自宅の整理のために不用品の処分のご依頼を当店に下さいましたが、書籍以外にもまとめて査定してもらいたいのものが大量にあるとのことでしたので、ご自宅へ直接お邪魔しての買取査定をさせて頂きました。

実際に拝見しました査定希望のお品は、書籍が中心ではありましたが、趣味で集められたという模型なども含まれていました。
プラモデルもいくつかありましたが、忙しさから未組立のまま保管していたというものも多く、箱が収納スペースを占領していることがずっと気になっていたので今回は思い切って処分するとのことでした。

当店では模型やプラモデルの買取も取り扱っておりますが、やはり未開封・未組立の方が中古市場では人気ですので、今回は未組立のお品をいくつもお譲りして頂け嬉しい買取査定でした

書籍も模型の趣味に関連したものが多く、その中から今回ご紹介する一冊は『高荷義之イラストレーション』です。

本書は、1986年に徳間書店より発行された、日本のイラストレータの高荷義之の画集です。

高荷義之は、プラモデルの「ボックスアート」と呼ばれる箱絵のイラストを多く手掛けていて、同じくボックスアートの第一人者で師匠の小松崎茂と共に、1960年代からのプラモデルブームの火付け役の一人として活躍しました。

様々なメーカーの戦車や軍艦、航空機のボックスアートを手掛け、名前を知らなくても高荷のイラストに惹かれて手にとっていた方も多いと思います。

19790年代以降は、パッケージに絵よりも写真を使うことが多くなりボックスアートの需要が減りますが、その後はロボットアニメの分野に進出して多くのロボットアニメのメカニックイラストを手掛けています。

ガンダムやマクロスなどのアニメに詳しくなくても知っている有名作品のアニメ絵も手掛けていますが、『風の谷のナウシカ』のポスターや劇場パンフレットのイラストも高荷義之の手によるものだと今回調べていたらわかり驚いてしまいました

現在でも、架空戦記ものやSFものの小説の挿絵を描いていて、この8月にはコミケ100への参加も発表していて、今も旺盛に活動を続けています。
そんな、高荷義之の代表作とも言える戦車などのイラストを楽しめる、貴重な画集となっています。

みつばち書店では、画集もジャンルを問わず買取しております。
洋画・日本画などはもちろん、アニメ・マンガなどのイラスト画集、何でも大歓迎です＼(^o^)／