『新潮社 カミュ全集 全10巻セット』を買い取り致しました。

神奈川県鎌倉市にお住いのお客様より、書籍を買い取り致しました。

今回のお客様は、ご家族の読まなくなった蔵書を処分したいとのことで、当店に買取査定のご相談をくださいました。
査定希望の書籍は、国内外の作家の文芸書が中心とのことでしたので、今回は事前にメールで画像を送って頂き、書籍の簡単な内容や冊数、状態などを確認したうえで宅配便を利用しての買取査定をご案内させて頂きました。

実際に送って頂きました蔵書は、通常の文芸書の他に作家全集などもいくつか含まれておりました。
どのシリーズも全巻揃っており、函入りの作品は函付きで保管されていたことから、発行年を考えますと比較的状態が良かった為高く評価をさせて頂きました。

今回買い取りしました書籍の『カミュ全集 全10巻セット』です。

本書は、1972年から73年にかけて新潮社より発行されたフランスの小説家・アルベール・カミュの全集です。
カミュは、46歳の若さで交通事故により亡くなっていることもあり作品数はあまり多くありませんが、代表的な『異邦人』『ペスト』などの小説以外にもエッセイや評論などの主要な著作は収録されています。
『異邦人』の中の「太陽が眩しかったから」というフレーズは、実際に作品を読んだことが無い方でも知っているほど超有名なフレーズです。

作家の名前と作品名は知っているけど、実際には読んだことないよって方が多い作家のひとりかもしれませんね

どの作品も芸術性の高さや文体の美しさがありますが、作品全体に漂う暗さみたいなものがあり、読むときの精神状態によってはかなりしんどさが伴うことから読者を選ぶイメージですが、割と短めの作品が多い為サクッと読めてしまいます。

今回お譲りして頂いたものは、帯に破れや函に経年のシミがありましたが、函に入っていたことから本自体は比較的キレイな状態で通読には問題なかったので、通常通り買取させて頂きました。

他にも、いくつか全集も含め貴重な書籍をたくさんお譲りして頂け、有難い買取査定でした(*^^*)

みつばち書店では、冊数の多さから本棚のスペースを取りがちな全集などのシリーズ作品の買い取りを強化しております。
処分をご検討中の方は、お気軽に当店までお問い合わせください！