『恐怖新聞 全9巻セット』を買いとりしました。

東京都にお住いのお客様よりご依頼を頂き、書籍を買いとりしました。

今回のお客様は、学生時代から長年かけて買い揃えてきたコミック本を整理しようと考え、いくつかの古書店を検討していたところ当店の宅配買取の手軽さに興味を持ったとのことで、ご連絡をくださいました。

処分予定のコミックス本はかなりの冊数だけど、書籍の買取を依頼するのは今回が初めてで少し不安なので、まずはお試しでその中でも読まなくなってかなり経ってしまった一部のみを査定して欲しいとのご希望でした。

実際に送って頂き拝見したコミック本は、全て全巻セットで揃っていて、また昭和発行の年数が経っているものも状態が良く、大事にされてきたことが伺われる内容でした。

内容もアニメや映画化された名作から、少しマニアックな珍しい作品まで幅広いジャンルが網羅されていて、現在では絶版になっている作品など希少価値が高い作品もいくつか含まれておりましたので、今回は高く評価をさせて頂きました。

お客様からは、初めての買取で不安だったけどスムーズに取引が進んで、買取金額もおおむね満足だったので、頼んで良かったと喜んで頂け、嬉しい買取査定となりました

今回お譲りして頂いたコミック本の中からご紹介したいお品は、『恐怖新聞 全9巻セット』です。

本書は、つのだじろうによる漫画作品で、1973年から75年にかけて『週刊少年チャンピオン』で連載された作品の単行本化作品です。

恐怖コミックスと銘打たれていて、心霊現象の他にも、UFOや悪魔なども取り入れられていて、1970年代のオカルトブームのけん引役の一作と言われ、オカルトファンには伝説の作品として今も高い人気です。

そんな人気から何度か単行本化されていますが、この少年チャンピオン・コミックス版には収録されていて、後の版には収録されていないエピソードもあるため、古い版でも需要がある珍しい作品でもあります。

1日読むごとに100日ずつ寿命が縮んでしまう「恐怖新聞」がもたらす不幸な未来から逃れようとする主人公の恐怖がすごくリアルで、現実に起こるのかもというなんとも言えない不安はとても不思議な感覚です。

作品内にはこのような写真もいくつか含まれていて、こういった表現がより現実感を感じさせ、少し不気味な雰囲気をまとっています。

連載から50年近く経つ作品なので、やはり今になって読むと古臭いオカルトもありツッコみたくなるようなところもありますが、どこにいようが決まって夜中の12時に配達される「恐怖新聞」からは逃れることは出来ない運命という設定は、今読んでも少し背筋がゾクッとなりますね…

みつばち書店では、コミック本もジャンルや発行年を問わず買取をしておりますので、処分の際はお気軽に当店までお問い合わせください(^^)/