『朝鮮王朝の絵画と日本 宗達、大雅、若沖も学んだ隣国の美』展の図録を買取しました。

千葉県千葉市美浜区にお住いのお客様より、書籍の買取をしました。

今回のお客様は美術館巡りが趣味で、展覧会ごとに買い求めてきた図録を買い取ってもらいたいと、当店の買取査定にご相談をくださいました。
以前は、休みのたびに関東近郊の美術館の展覧会に足を運ぶほどだったとのことで、そのたびに買い揃えてきた図録が大量にあるとのことでした。

展覧会の会場で販売される図録は、一般書店では基本的に販売されないため、古書店によっては買取を断られることがありますが、当店では取り扱いが可能となっています。
中には、会場限定販売故にプレミア価格で取引されている貴重なものもありますので、処分をご検討中の方はお気軽に当店へお問い合わせください。

今回お譲りして頂きました書籍から、私が注目したご紹介したい一冊は『朝鮮王朝の絵画と日本 宗達、大雅、若沖も学んだ隣国の美』展の図録です。

本書は、2008年に栃木県立美術館などで開催された「朝鮮王朝の絵画と日本」展で販売された図録です。

後援に駐日韓国大使館がおり、韓国の博物館や美術館、大学からの出品もあり、また副題に「宗達、大雅、若沖も学んだ隣国の美」が入っていることから、伊藤若冲や与謝蕪村などの日本の画家の作品も多く展示されました。

14世紀から19世紀の500年以上に渡った朝鮮王朝は、日本とは室町、江戸時代に文化交流をしていたことから、日本の画家も朝鮮半島からの影響を大きく受けたそうです。
馴染みの少ない朝鮮芸術ですが、隣国中国からの影響を受けながらも独自の発展を遂げ、日本とも中国とも異なる、独特な世界を堪能できる面白い展覧会だったそうです。

この図録では、朝鮮絵画の他にも伊藤若冲などの人気画家の作品も併せて収録されていることから古書としての需要も高い為、今回は高く評価をさせて頂きました。

今回は、他にも大量の展覧会図録をまとめてお譲りして頂け、大変ありがたい買取査定となりました(*^^*)