『正法眼蔵 読解 全10巻セット』をまとめて買取しました。

東京都にお住いのお客様からのご依頼で、書籍を買取しました。

今回のお客様は、過去に買い揃えてきた書籍の処分のために、宅配買取を利用したいと当店にお問い合わせをくださいました。

買取をご希望の書籍は文庫本が中心とのことでしたが、文庫本の宅配買取の場合、内容や状態などによっては金額をお付けすることが出来ないなど、お客様のご希望に添えずにお手数だけをかけてしまう恐れがあります。

そういったことを防ぐ目的から、当店ではあらかじめメールでのお問い合わせの際に画像で買取希望の書籍の状態などを確認させて頂いたうえで、宅配買取のご案内をさせて頂いております。

少しお客様にはお手間になってしまいますが、その後の査定作業はスムーズに進めることが出来ますので、文庫本の処分をお考え中の方は是非参考にしてみてください。

今回お譲りして頂いた書籍の中から、ご紹介するお品は『正法眼蔵 読解 全10巻セット』です。

本書は、2003年から2005年にかけて筑摩書房から発行された、仏教思想書「正法眼蔵」の現代語訳の書籍です。

「正法眼蔵」は、日本曹洞宗の開祖・道元が著した仏教思想書で、20年以上の歳月をかけて著した本書は、「日本仏教史上最高峰に位置する書物」とも称されていますが、その難解さでも有名です。

その為、本書の他にも各社から現代語訳や解説書がいくつも発行されていて、現代でも多くの読者がいる思想書で、古書市場でも需要が大きい書籍です。

本シリーズの訳者の森本和夫は、東大のフランス語の助教授も務めたフランス文学者で、日本にサルトルやメルロポンティを紹介したことでも有名だそうです。
他の訳書は仏教学者が著しているものが多いですが、フランス文学者である森本の訳書の本シリーズを読んで他の訳書との違いを比較して、より理解を深めるのもいいかもしれませんね(*^_^*)

今回は、この他にも専門的な文庫本が多くあり、どれも貴重な書籍で高く評価をさせて頂きました。

みつばち書店では、専門的な分野を取り扱った文庫シリーズも幅広く取り扱い可能です。
ちくま学芸文庫の他にも、講談社学術文庫、中公文庫など古書市場で高値で取引されている文庫シリーズもありますので、お気軽にお問い合わせください！