『完全なる答案用紙』などのコミック本を買取致しました。

  • 完全なる答案用紙 表紙
買取品目
コミック
買取方法宅配買取
お住まい千葉県 八千代市 ゆりのき台
最寄り駅八千代中央

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

千葉県八千代市ゆりのき台にお住いのお客様より、書籍を買取致しました。

今回のお客様は、ご自宅のリフォーム工事を控えているため、不要になった書籍の処分に当店に買取査定のご相談をして頂きました。

買取希望の書籍は、コミック本が千冊ほどあるとのことでしたので、状態などの確認をメールでさせて頂いたうえで査定に進ませて頂きました。
コミック本は、連載が長期化している作品を集めていると、いつのまにか冊数が増えてしまって本棚に余裕がなくなりがちの方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、是非一度当店にご相談ください。

買取希望の書籍を実際に拝見させて頂きますと、少年漫画や青年漫画の他にも、少女マンガや劇画漫画の読み切り作品などで、現在では手に入りにくい貴重な書籍も多く含まれていました。
どの書籍も発行からの年月を考えると、状態が非常に良く、大事にされてきたのが伺われる書籍で、一点ずつ丁寧に査定させて頂きました。

そんな書籍の中から、今回ご紹介する一冊は『完全なる答案用紙』です。

完全なる答案用紙 表紙

本書は、日本の漫画家の上村一夫の自選全集で、表題作の他に「サーカス」「望郷」などの短編作品が9作品収録されています。

上村一夫は、武蔵野美術大学に在学中にアルバイトで勤めた広告代理店の宣弘社でイラストレーターとして広告制作に携わり、そこで作詞家や放送作家として有名な阿久悠と出会ったことをきっかけに劇画漫画の世界に入りました。

その作風は、大正の浮世絵師と呼ばれた竹久夢二を連想させる女性像と、独特の劇画タッチの画風で、「昭和の絵師」とも呼ばれました。
「ヤングコミック」「週刊プレイボーイ」「漫画アクション」「ビッグコミック」などの雑誌でいくつも連載を手掛け、最盛期には月産400枚という驚異的な執筆量をこなし、「修羅雪姫」「同棲時代」など映像化された作品も多くあります。

阿久悠とは生涯の友人として、阿久悠原作の作品の劇画をいくつも手掛け、上村のことを「生まれて初めて出会った天才」と評しています。

そんな上村ですが、大人向けの作品を中心に活動していて、また1986年に病気のために45歳の若さで亡くなっていることもあり、一般的な知名度はあまり高くありません。
しかし、その作品を見ると物憂げな女性像と独特のタッチは臨場感があり、まるで映画を見ているような感覚になる不思議な魅力があります。

劇画漫画はブームが去ってしまったジャンルではありますが、こういった作品で一世を風靡したジャンルを楽しむのも、現在に至る日本の漫画文化を知るうえで面白いかもしれませんね。

当店では、子供向けや大人向けを問わず、幅広いジャンルのコミック作品が取り扱い可能ですので、お気軽にお問い合わせください!


よろしければシェアお願いします

2021年8月に投稿したみつばち書店の記事一覧

この記事のトラックバックURL

みつばち書店 出張買取対応エリア

千葉県を中心に承っております。詳しくは対応エリアをご確認ください。