『岡倉天心全集』など岡倉天心関連の書籍を買取しました。

東京都中央区月島のお客様より、宅配買取をご利用して書籍を買取致しました。

今回のお客様は、ご実家の遺品の整理で出た書籍の処分に、当店の買取査定を選んで頂きました。
蔵書は、国内の作家の作品の文芸書を中心に、単行本や文庫、新書などジャンルを問わず幅広くあるとのことでした。

ただ、買い取ってもらいたい全集には欠けがあり、両親の蔵書の処分のため欠けている分がどこにあるかはわからないので、その場合でも買取は可能なのかどうかを教えて欲しいとのことでした。
その為、事前にメールで買取希望の書籍の画像を送って頂き、状態などを確認してから買取が可能な旨をお伝えして、査定のご案内を致しました。

通常、全集等のシリーズ作品の買取ですと、古書市場でもまとめてお探しの方がほとんどのため、全巻揃っていますと高い評価での買取ですが、抜けてしまっていても買取自体は可能となっています。
ただし、条件は書籍の状態などでも変わり、場合によっては買取りをお断りさせて頂いておりますので、お気軽に事前にメールなどでご相談ください。

そんな、今回お譲りして頂いた書籍からご紹介致しますのは、『岡倉天心全集』などの岡倉天心関連書籍です。

「岡倉天心全集」は、全８巻のシリーズですが、１～６巻と別巻のみとのことでしたが、買取させて頂きました。

他にも、松本清張の「岡倉天心 その内なる敵」と大岡信の「岡倉天心」もお譲りして頂きました。

岡倉天心は、近代日本における美術史学の開拓者で、日本の伝統美術の優れた価値を認め、東洋や日本の美術・文化を欧米に積極的に紹介するなど啓蒙活動を行いました。
また、現在の東京藝術大学の前身の東京美術学校の設立に大きく貢献し、日本の美術家団体の日本美術院の創設もしています。

アメリカのボストン美術館で中国・日本美術部長を務めていた1906年には、日本の茶道を欧米に紹介する目的でニューヨークの出版社から『茶の本』を刊行し、本書は日本人が英語で書いた著書として、新渡戸稲造の『武士道』と並んで重要な作品となっています。

この記事を読んで頂いている方の中にも、全集などのシリーズ作品の処分を考えているけど全巻揃ってないから買取は無理と思ってしまっている方がいるかもしれませんが、諦めてしまう前に是非一度当店にご相談ください！