『新編国歌大観 全10巻』ほかの学術書など買受致しました。
買取品目 | |
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学術書 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 千葉県 八街市 |
最寄り駅 | 八街 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
千葉県八街市のお客様よりご依頼を頂き、出張買取にお伺い致しました。
今回のお客様は、大学の先生をされていたお父様の遺品整理のご依頼でした。
拝見させて頂いた書籍は、日本古典文学全集などの古典文学から近代文学の書籍の他に、日本文学に関する専門的な珍しい書籍も多く所有されていました。
発行から年数が経った古い書籍が多かったのですが、とても大事にされてきたのか綺麗な状態のものがほとんどで査定も頑張らせて頂きました。
そんな今回お譲りして頂いた書籍の中からご紹介するのは、『新編国歌大観』です。
『国歌大観』は、1901年から1903年にかけて文法学者の松下大三郎と国文学者の渡辺文雄の編集のもと刊行された和歌の索引書です。
「万葉集」や「古今和歌集」などの二十一代集、その他の中に出てくる和歌を収録し、各歌に番号を付けるなどの工夫がされ、和歌がいずれの歌集に出ているものかをたちどころに知ることが出来るようになり、その便利さから多くの国文学研究に寄与し、規模の大きさとも相まって、国文学研究を画期的に進歩させた役割は高く評価されています。
今回お譲りして頂いた『新編国歌大観』は、そんな意図を継承しつつ、所収内容の抜本的な再検討や多くの新しい研究内容の盛り込みを行い再編集し、1983年から1992年にかけて角川書店から刊行された、全10巻20冊の大ボリュームの決定版です。
国文学研究には必需品ともいわれている本書は、インターネット百科事典サービスのジャパンナレッジにも収録されていますが、紙の書籍もいまだに高い人気を誇っています。
今回は、この書籍の他にも専門的で珍しい貴重な書籍を数多くお譲りして頂き、ありがとうございました。
みつばち書店では、故人の遺品整理のお手伝いもさせて頂いております。
書籍以外の買取も可能ですので、お気軽にご相談ください!