『宮内庁蔵版 正倉院宝物 北倉・南倉・中倉3巻』を買受させて頂きました。

  • 宮内庁蔵版正倉院宝物
買取品目
図録
買取方法宅配買取
お住まい千葉県 習志野市

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

千葉県習志野市のお客様からメールでお問い合わせを頂き、宅配買取をご利用して古書の買取りを致しました。

段ボール10箱ほどを送って頂き、単行本や古書などたくさんの書籍を査定致しましたが、どの書籍も現在新刊では手に入らない貴重なものばかりで、年代が経っているものでも状態が良いものがほとんどで、大事にされてきたことが伺える書籍でした。

そちらの中から今回ご紹介する書籍は、『宮内庁蔵版 正倉院宝物 北倉・南倉・中倉3巻』です。

本書は、正倉院事務所編集のもと朝日新聞社から発行された書籍で、北倉・南倉・中倉の宝庫別の3冊からなっています。

奈良・平安時代の官庁や大寺には、重要品を納める「正倉」という倉庫が設けられていました。
「正倉
」は過去にはあちこちにありましたが、現存しているのが東大寺正倉院だけとなっており、現在では「正倉院」といえば東大寺正倉院を指します。

そこに納められている正倉院宝物は、756年に聖武天皇の七七忌にあたり、悲しみにくれた光明皇后が天皇のご冥福を祈念して、天皇の愛用品など約600点と約60種の薬物を東大寺に納めたのが始まりです。
この天皇遺愛品600点余を母体とし、これに東大寺の什器類などを加え約9000点が保管されています。

宝物の種類は豊富で、仏教関係品や年中行事道具、書巻文書や文房具などから、服飾品、楽器、遊び道具など生活全般にわたっています。

さらに、ササン朝ペルシアで制作されたものとされる「白瑠璃碗(はくるりのわん)」や、世界唯一の遺品でもある「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたのごげんびわ)」などのインド起源と呼ばれる楽器など、遥かなシルクロードの旅路を思わせる品も多く収蔵されています。
このような内容の宝物は、由緒伝来や製造年代、使用年代が明らかになっているものの含まれており、学術的にも注目されています。

これらの品々に当時の天皇、皇后また貴族達がどのようなことを思い手にしたのか、そんな視点から当時に思いをはせながら写真を見るのもまた楽しいのではと思います。


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