『集英社 世界文学大事典』をはじめとした書籍の買取をさせていただきました。

東京都羽村市にお住いのお客様から、ご家族が読まれていた蔵書を整理したいというご相談をいただいたため、蔵書の一部の買取をさせていただきました。

今回のお客様は、ご自宅にかなりの数の蔵書があるとの事でしたが、その書籍のすべてを一度に手放してしまうと本棚が寂しげになってしまいそうで少し不安だと心配されていました。
確かに、今まで一杯だった本棚が急に空っぽになったらすごく寂しいと思います。その為、今回は処分を予定されている書籍の中から何冊かを選別して弊店へと送っていただき査定させて頂く、宅配買取という形をとりました。

送って頂きました書籍は、事典などの大判な書籍が多くございました。
大きめの書籍は、古書店への持ち込み査定ですと重くて苦労されると思いますが、当店の宅配買取でしたら段ボールに詰めて送って頂くだけですので、手軽に査定をご利用して頂けます。

その中から、今回ご紹介する書籍は『集英社 世界文学大事典』です。

こちらの書籍は、集英社から創業70周年記念事業として、1996年から1998年にかけて刊行された書籍となっており、全6巻に古代オリエントの神話文学から現代文学にいたるまで、数々の文学を網羅した事典です。

従来のこうした文学を取り纏めた事典の多くは、西欧や欧米の文学を中心的に考えているものが多かったですが、集英社の世界文学大事典ではより範囲を広げられており、アジアやアフリカ、北欧、東欧といった、あらゆる地域・時代・民族を出来るかぎり網羅しようとかなり力を入れているため、情報量はかなりのボリュームとなっています。

現在では、インターネット百科事典サービスの「ジャパンナレッジ」からデジタル版も発売されており、場所をとらない、収録されている内容がある程度自動で更新されるといった利点から、デジタル版の需要が増えてきています。
しかし、こうした書籍は圧巻のボリュームと立派な装丁から本棚に入れたときの景色は壮観で、所有欲を満足させられる書籍として、手元に欲しいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ揃えるとなると新品では各巻単体でもそこそこお値段の張る書籍のため、比較的お求めやすい価格になっている中古でも需要があり、今回は状態も良かったため高く評価をさせて頂きました。

今回は、その他にも貴重な書籍をいくつもお譲りして頂け、お客様からは本棚の整理が出来て良かったとの嬉しい声も頂け、良い買取となりました(*^^*)