『名作挿絵全集 全10巻』他美術書など多数買い取りさせて頂きました。

  • 「名作挿絵全集全10巻」
買取品目
美術書
買取方法出張買取
お住まい千葉県 銚子市
最寄り駅銚子

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

スタッフからのコメント

千葉県銚子市のお客様よりご依頼を頂き、買取査定に伺って参りました。
銚子市は、弊店からはすぐ隣り町の車で30分ほどの町で、海が近いせいか比較的年間を通して涼しく、最近急に暑くなってきましたが作業はしやすかったです。

お客様のご自宅で実際に拝見しました書籍は、小説などの文芸書の他にも美術関係の書籍が多く、珍しい書籍もいくつかございましたので、一点ずつ丁寧にご査定させて頂きました。

買い取りさせて頂いた書籍の中から、今回ご紹介したいのは『名作挿絵全集 全10巻』です。

名作挿絵全集 全10巻

『名作挿絵全集』は、昭和54年から56年にかけて平凡社から出版され、明治期から昭和戦後までの、時代小説や少年少女向け小説の挿絵の名作をまとめた全集です。

伊藤彦造・蕗谷紅児・高畠華宵・斎藤五百枝らの幻想的で怪しく魅力ある挿絵に目が留まります。
この挿絵のおかげで、当時の読者はさらに想像は膨らみ、小説の世界に奥深く引き込まれたことでしょう。
内容は目を惹く挿絵ばかりで、私自身も作業中に思わずページをめくる手がついつい止まらなくなってしまいました。

特に、竹中英太郎の挿絵はその幻想的な魅力から、探偵小説の挿絵として横溝正史や夢野久作などの作品に起用され、江戸川乱歩の『陰獣』の挿絵は特に有名です。

名作挿絵全集8巻

最近では、挿絵はイラストという言葉に置き換えられていますが、小説の人気ジャンルの一つであるライトノベルでは、表紙や作品の所々にある挿絵などが人気を左右する重要な要素として注目され、作品によっては作家よりもイラストレーターを前面に押し出す作品も出てきているそうです。
確かに、書店で本を選んでいる際、可愛いイラストの表紙の作品はついつい手に取ってしまいますね。

この全集の挿絵の画風は現在の作品と比べると全く違いますが、小説の魅力をより引き出すための重要な要素として発展し続け、現在のライトノベルのイラストにつながっていると思うと面白いです!

みつばち書店では、美術関係の古書の買い取りにも力を入れております。
お心あたりのある方は、お気軽にお問い合わせください。


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